先日、小学6年生のときの担任の先生が亡くなりました。
まだ若い50代の女性の先生でした。
いつも優しく声をかけてくれた大好きな先生で、
3歳からずっと変わらない20人の同級生との、最後の1年を一緒に過ごした先生だったので、楽しかった思い出がとてもたくさんあります。
都会に出た同級生が何人も仕事を調節して参列しました。
実家まで片道2時間かかるけど、
妊娠中期に入っていて体調も安定していたので、
私もお通夜へ行くことにしました。
ただ、新しい命が宿っている妊婦がお通夜に参列することは、
昔の考えではよくないと言われる反面、
妊婦の体調を気遣った迷信だという意見もあり、
こどもに何かあったらどうしようかと不安もありました。
私が悩んでいる間お腹の子が活発に動いていて、
「元気だから大丈夫だよ」と言ってくれた気がしました。
一晩先生のことを考えて、
私が妊娠していることを知ったら、
先生は絶対に応援してくれる、無事に産まれるように見守ってくれるという自信が湧いたので参列することに決めました。
あんまり動きすぎない方がいい場合、
動いた方が安産な場合があって、
こどもの命は私1人にかかっているのでその責任感が耐えられない時があります。
私の選択でこどもに何かあったら大変だと思う反面、
全てのリスクを回避するのは無理だとも思う。
何かを選んだら何かリスクが生じることがあっても、毎日決断をしていかなければいけない。
こどもが生まれてからもこんなことの連続なんだろうと思いました。
いまは出産がゴールだけど、そこからこどもとの人生が始まって、
責任はもっと重く感じていくのかもしれない。
そんな時も、全てのリスクを回避はできないのでいつも何かを決断していくんだなと思いました。
胎動が始まって、最初は始めての感覚で違和感が大きかったけど、
私の中にもう1人いるという感覚は責任感と安心と自信を持たせてくれていると思いました。
母になる第一歩が踏み出せたんじゃないかと思いました。