ある日突然、人生の再スタートのために
離婚を切り出しておばあちゃんを故郷に送ったナポレオンじいちゃん。
家族はナポレオンじいちゃんの急な決断に戸惑って、
口の悪さや破天荒な行動に悩まされながらも、
向き合い続けていく姿に家族のぬくもりを感じた本でした。
ナポレオンじいちゃんと孫のココのユーモア溢れたやり取りで
コミカルに進んでいくストーリーですが、
おじいちゃんが家族に隠してきた秘密を通して、
家族愛・友情・人生について考えさせられる作品です。
外国の小説によくある独特なことば選びが、
物語の良さを際立たせているなと感じました。
しゃべった言葉だけでその人を受け入れないのは、
強いつながりがあるからできるのかもしれないですね。
元気でパワフルなおじいちゃんが、
日に日に変化していく様子を涙を流しながら見守る孫のココにじんわりします。
P.S.
作品を読み終わったらぜひ、こちらの動画をごらんください。
「バラクーダ」です。
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